よむためにうまれて

上昇気流にのって旋回する沖合いのカモメのように、子どもの本のまわりをぐるぐるしながら、ぷかぷかと日々に浮かぶマナティのような個人的記録も編んでいます。

水平線をささえる

水平線というのはバニシングポイント。

船から見ても高い山から見ても、必ず目の高さにある

(略)

そこが本と似ている気がする。

どんな場所にいても本があれば、

頁をめくることで私たちは"いま・ここ"とは違う場所に入り、楽しめるのだから

 

 ―『「本をつくる」という仕事』稲泉連 著(筑摩書房2017)より、角野栄子さんの言葉

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あなたの手のぬくみ

昨日の満月は煌々としていて見事でした。

でもなんとなく、東京で見る満月は、大きいのか小さいのか近いのか遠いのかわからない・・・。

ビルの上にあがる満月が、ほかの光よりもきれいで明るいのですが、本領発揮、という風景ではないなぁ、残念だなぁ、と思って眺めていました。

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われに5月を

「自由」は「・・・から」逃れることではなく、

「・・・へ」向うということである。

(略)

自由を軽蔑する者は、

軽蔑に価する自由しか手に入れることができないのである。

 

 ― 寺山修司『ぼくが狼だった頃―さかさま童話史』 

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