よむためにうまれて

子どもの本の専門店や本屋さんのはなしなどを記録するとともに、上昇気流にのって旋回する沖合いのカモメのように、子どもの本のまわりをぐるぐるしながら、ぷかぷかと日々に浮かぶマナティのような個人的記録も編んでいきます。

近況(ラップトップを壊してから1か月)

体調不良に始まり、いろんなものを失くしたり壊したりしている、と書きましたが、

ラップトップを水没させてしまってからというもの、

課題をこなすために毎日大学の図書館にはりつめる日々です。

そうでなくても、自分の部屋に戻るとあまり勉強できないので、

図書館で勉強するようにしているのですが、

いつもは気分転換を兼ねて、中心部よりの別の図書館(それについてはコチラに書いてます)

などでも勉強したりしていました。

でもラップトップ無し生活になってから1か月ほど、800台以上のパソコンが整えられている大学図書館に通いつめています。

はてなブログはアプリで携帯からでも書けるから便利だけれど、

私にはどうもちまちま指を動かして書くことができません。

指の動きと、物を書く時の脳の筋力は絶対連動していると信じていて、

鉛筆を握らないとかけない、とか、

パソコンに向かって両手を動かしてタイプしないとかけない、とか、

そういう身体の習慣と脳みそは一緒に進化しているんだろうなと思っています。

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プレゼントにおすすめの絵本 ー'the lost words'

こんにちは!

前回の記事で、

鳥のステキな本を見つけたと書きました。

今日は、もう一冊、

1学期の必須科目で同じテーブルのグループになったことがきっかけで知り合ったイングランド人の学生が、誕生パーティーに呼んでくれたので、

そのときプレゼントに持って行った絵本を紹介します。

これは今年のグリーナウェイ賞なるか、

というほど美しくてステキな絵本です。

 

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(イギリス)グラスゴーの本屋さん Hynderland St.

なんとなんと久しぶりに、

本屋さんの紹介記事を書きますo(^-^)o

おととい今月最後の課題を終えて、友達と病気からの快気祝いと課題終了のお祝いを同時にしました。

そして昨日は病院に通っていたときに見かけた本屋さんに行ってみたくて、

のんびりお散歩をしながら、

カフェとショッピングを楽しみつつ、

本屋さんを物色してきました!

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シナモンロールとラテで、

 1時間ほど兄が貸してくれた『翻訳夜話』をゆっくり読みました。至福のひととき。村上春樹さんと柴田元幸さんの対談をまとめた新書で、とっても面白いです!!)

 

さて、本屋さんは

グラスゴーのハインドランド通りにある、

その名もハインドランド・ブックショップ📚

です。

白い看板に黒い文字といったスッキリした佇まいですが、

ウインドウ側に子どもの本が配置してあって、

外からでも目を引きます。

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(昨日は雨が降ったりやんだりの激しいお天気でお店の窓ガラスに雨粒が光っております。でもガラスに映る空の青さも印象的。)

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パフィンブックスの回転する児童書棚。

上に乗っかってるパフィンが可愛いです。

子どもの本の品揃えは割とクラシックなども定番物を取り揃えている印象でした。

町の本屋さん、という感じです。

実際、ここの通りのお店はどこも地元に根づいてるんだな、という印象でした。

カフェには次々とお客さんが入ったきて、

ご近所さんのたまり場なのかな、

と思いました。

お店の人もみんな優しくて、

ショッピングもお茶も楽しいです。

通りにその雰囲気があふれているので、

病んでいたときに、

元気になったらここまでのんびりお散歩しに来よう、と思っていました(^-^)

そんな通りの本屋さん。

しばらく書棚を隅々まで物色していると、

どうも鳥の本が多いな、

ということに気がつきました。

店主さんが鳥が好きなのでしょうか。

お友達が来店していたみたいでお話されてたので

その辺りは聞かなかったんですが

ステキなイラストの鳥の本が手に入ります。

私は知り合いの旦那さんがバードウォッチングが趣味で、このご夫婦にときどき進路の相談に乗ってもらってたりしていたので、お土産にいいプレゼントになりそうだと思ってこちらを買いました。

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この作家さんで4冊くらい鳥シリーズの本が並んでいました。

中でもペンギンが大好きな私はペンギンと海鳥の本が気になって買いたくて買いたくて仕方ありませんでしたが、他にも昨日は買わないといけないもの、買ってしまったもの(汗)があったので、やめておきました。

そのペンギンシリーズも水色のカバーでとても可愛かったです。

 

水色カバーと言えば!!

大好きな『ワンダー』の番外編で、『365日のワンダー』という本がありました。

365日格言が読めるようになっています。

ふと自分の誕生日を開いてみたら、

マーク・トゥウェインの言葉で

   人生で一番大事な日は、生まれた日と、

   生まれた意味を知った日である

みたいなことが書いてあって、

まさに自分の誕生日のページに

こんなことが書いてあるなんてすごい!

とすっかり運命を感じでしまい、

日本だったら絶対買ったんですが、

何しろ重いのです、本が。

365日系の本(?)て大抵重いし分厚いですから。

ちょっと保留。。。と残念ながら棚に戻しました。

 

3月のスコットランドのお天気は春を前に

寒さが戻り強風と雨と雪を目まぐるしく繰り返します。

この日は朝晴れていましたが、途中で

ばちばちと大粒の雨が降り出し、

本屋さんを出る頃には

またすっかりあがっていました。

どんなに雨や雪がどんよりと降っても、

雨があがれば、

その暗さを吹き飛ばす、すばらしい空の青さが

必ず用意されています。

 

プレゼント用に買った本のツバメのページ。

イラストに添えてある文もステキです。

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“夏にもどってくる古い友人のように

部屋中を愛と笑い声でみたして、

知らない間に、

また次の楽しい旅へと、

太陽の中へ旅立ってゆく。”

 

大学の授業もあと2回で終わります。

心は早々と春の先の夏を視野に入れていますが、

今日は気温3度。雪の予報です。

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[追記:お店の左の棚にはすてきなグリーティングカードが並んでいます。ほかのショップよりもアーティスティックなカードで、ひと味違うカードがほしいときには良さげでした。]

三月

今日を、7年ぶりに、海外で迎えています。

震災から1年目、

全世界へ中継された追悼式を見ながら、

涙腺が決壊したのを今でも思い出します。

あれから、

2回転職をし、

1回完全退職をして、

今、海外にいますが、

年を経るごとに、居場所を移すごとに、

自分がしようとしていることは、

どんなふうに誰かの命と生活につながるだろうか

と、問うようになりました。

 

1学期目のエッセイで、

(マルチリテラシーの授業でした)

震災以来発生した膨大な量の

ツイートやブログの言葉、

語り部になった方々の言葉、

デジタルストーリーテリングなどを、

「トランスリテラシー」という

新しくて古い概念から照らしてみる、

という考察を行なってみました。

 

私が知りたかったのは、

人はどうやって物語を語るのか、ということ。

その媒体について私はあまり興味はなくて、

使われる媒体はただ有機的に

その人の時間と場所とからんだ編み物になるだけで、

誰のどんなふうに語られたものも、

等しく、

その人の真摯な物語である、

ということ。

自分で自分の物語を語らなければいけない、

ということを、

知りたかったんだと思う。

 

Patrick Ness の A Monster Call の中で、

(邦題『怪物はささやく池田真紀子さん訳)

モンスターが最後に少年に課すように、

本当のことを語ること。

それが、できたり、できなかったりする。

それをくりかえして、

年月が重なっていく。

そして今は、

こんなにも簡単に、

自分の言葉を世界の片隅に、

置いておくことができるようになった。

 

ところで、

体調を崩して、治ったと思った途端に、

また次から次へと大事なものが

壊れたり失くなったりしていて、

とどまることを知らないほどの不運が続いています(笑)

もう、むしろ笑うほどの怒涛の不運です。

でも気持ちは、病気が治ってから、

何が起こっても元気が一番!と思っていると

めげないものだということを知りました。

母に手紙を書いていて気がつきましたが、

大事なものの順番に無くなっていってる気がします。

健康 > パソコン > クレジットカード(T-T)。

むしろドラマチックで逆に凄いです( ̄▽ ̄;

次はたぶん折りたたみ傘が壊れそうです、、。

結構もう限界がきていて、時々開かない(笑)

折りたたみ傘も、

毎日雨がふるこちらでは生活必需品です。

 

でも、

元気でご飯が食べられるだけで、

今は心から笑えます。

あとのことは、

まずはたいしたことではないかもしれない。

留学中の体調不良 ―イギリス医療事情⑤

せっかくブログを児童文学のおはなしに戻しましたが、

またしても医療事情に関する投稿です・・・。

これが完結編です。

体調はもうだいぶよくなりました。

というかもう、自力で治癒した、という方が近いです。

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児童文学を学ぶための留学  ー大学列挙編③

閑話休題

 

体調がようやくもとに戻ってきたので、

ブログを児童文学のおはなしに戻します。

いやぁ、この1カ月はただただつらかった。。。

 

さて、昨年末に海外で児童文学が学べる大学を列挙しました(米国以外)。

以下はその列挙編です。

 

nplmanatee.hatenadiary.jp

nplmanatee.hatenadiary.jp

 

今日は高等教育機関に児童文学を学べるコースのあることについて、

考えたことをまとめておこうと思います。

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民間病院 ―イギリス医療事情④―

さて、今週少し大きめのホスピタルへ、専門医を訪ねて行ってきたわけですが、

待合室はそれなりに患者さんでこんでいて、

ソファはだいたい埋まっているような状態でした。

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