よむためにうまれて

これは、子どもの本の専門店や、気に入った本屋さんのはなし、などなど、上昇気流にのって旋回する沖合いのカモメのように、子どもの本のまわりをぐるぐるする記録です。

浜辺の街で絵本とヨットに出逢う(番外編)―キャプテン・フリントに学ぶ人生の極意

さて、ツバメ号さんのお店の名前の由来になっているのが、アーサー・ランサムツバメ号とアマゾン号だとのこと。

お店にも、もちろん、ツバメ号シリーズの本が並んでいました!

 

その『ツバメ号』の物語の中で、船長(キャプテン)フリントが大事な原稿を盗まれて、オウムのポリーに語りかける場面がありますね。

 

「  え、ポリー、

 どんなものにもかぎなんぞかけるなよ。

 そいつが物をなくさぬ秘訣だぞ。  」

 

確かにこれ、大事なものをなくさないための素敵な極意だと思います。

物だけでなく、

“鍵をかけてしまってあかなくなる場所”

“鍵をかけてしまって、気づいたときにはなくしてしまう場所”

があるかもしれません。

船長フリントは子どもの心を失わずにいつでも海賊になれる素敵な人です。

いつまでも大事な場所に鍵をかけず、そこを開けたまま、心の中に潮風を通しているような船長フリント。

心の中を大人と子どもがいつでも行き来できる人の人生は、確かに、宝物でいっぱいかもしれません。

 

かぎなんぞかけずに、絵本屋さんへ出かけましょう。

本の表紙を開けてみる、知らない街へ行ってみる、海を見にいく、全部すてきな冒険です。