よむためにうまれて

上昇気流にのって旋回する沖合いのカモメのように、子どもの本のまわりをぐるぐるしながら、ぷかぷかと日々に浮かぶマナティのような個人的記録も編んでいます。

知的伝導の町、神保町の殿堂②

(前回の記事)

nplmanatee.hatenadiary.jp

 

 

はい。ブックハウスカフェのつづきです。

入り口を入って左手は特集棚になっていて、この間行ったときには

アンデルセン賞を受賞した角野栄子さんの特集がされていました☆

他にも入り口付近で関係者的な人が立ち話されてたり、

児童書好きなんだろうな~、というママさんが二人で話し込んだりされていて、

中央のカフェスペースでも談笑しているお客さんがたくさん入っているので、

落ち着いた色調の店内の中にも明るさと、人が集まってくる場のにぎやかさがあります。

(本屋さんというと静かにページをめくる雰囲気ですが、

児童書の専門店はやはり独特の明るさと優しさ、やわらかさのようなものを発していますね。

そういうところも、“訪ねて楽しい”空間である一つの理由です。

最近パワースポットという言葉がすっかり定着しちゃってますけど、

私は児童書の専門店の方がよっぽどパワースポットじゃんか、と思っています。笑)

 

カフェスペースを囲むように配置された低めの本棚は、

作家さんのお名前順になっていて、

両隣の壁の本棚は、入り口を背にして右側が手前から読み物のコーナー、

奥へ進むと児童関連の書物、そしてギャラリー入り口付近で展示されている作家さんの絵本が飾られています。

左側はシリーズものや定期刊行のもの、あるいは乗り物などのテーマ別で選べる棚になっています。

(私はこの日、友達の息子さん(←車大好きっ子)に車の絵本を探しにきました)

 

隅々まで見ていると店内を1周し、2周し、あれもそれもと眺めてしまいます。

絵本のほかにも大人向けの普通の書籍が入り口入ってすぐ、レジ付近の棚に並んでいたりして、

神保町を歩き疲れて、本に囲まれて(まさに囲まれてます)お茶でもするか、

という人も利用しに来るのかな~、と思います。

(お茶も食べ物も、ということだとまさに岩波ブックセンターもそうした空間の提供場所ですね。

余談ですが、岩波ブックセンターもいいです。。。

少年少女文庫や、往年の「THE岩波」というべき装丁の岩波文庫が並んでいるのを見ると、

知を支え、その基盤を出版してきたのだ、という矜持のようなものすら感じました。)

 

店内の雰囲気がよかったので写真撮りたいな~と思いつつ、撮りませんでした。

これからも撮らないと思います。笑

(つづく・・・)

 

 

#児童書専門店 #子どもの本 #ブックハウスカフェ #神保町