よむためにうまれて

これは、子どもの本の専門店や、気に入った本屋さんのはなし、などなど、上昇気流にのって旋回する沖合いのカモメのように、子どもの本のまわりをぐるぐるする記録です。

児童文学を学ぶための留学 ー心の揺れと向き合う編①

本当は留学情報シリーズで、児童文学研究課程をもっている大学紹介を次に書こうと思っていたのですが、ちょっと違うテーマを先に書くことにしました。

今回のテーマは、ちょうど去年の今頃から進学情報を集め始めて、英語の勉強を始めて、その中で最もきつかったことにどう対処したか、です。

この歳で(歳は書きたくありませんが、30後半とだけ書いておきます、、、(-_-))、

留学するのは無謀だと何度も理性からのお達しがあって、

そのたびに、勉強しながらも心が折れてきたり、

情報を集めながら、「やっぱ無理か」と思ったり、

もしかして最終的に私は出願をやめるんじゃないか、と自分でも思ったくらいでした。

ですので、お若くて、これから前途洋々です、という方にはこの記事は不要かと思います。

 

誰かの経験を、ネットであちこち漁ってみても、

みんな、うまくいったから書いている。

当たり前のことです。

みんな、成功談を書いている。

しごく当然のことです。

でも私は実際に準備をしてみて、

思っていた以上に自分と向き合わないと、

心と脳みその体力を振り絞るのが、

とっても大変でした。

でもネットにあふれていた情報に、

そのあたりの話は、あまりありませんでした。

(いや、あるいは留学される皆さんは20代で気力も脳細胞もノリに乗っているからかもしれない。たぶんそうでしょう。)

 

しかし私はそういうわけにはいかないほど悩みました。

元々、英語ではない言語を専門にしながら生きてきて、

その世界でキャリアも積んできたので、

そもそも英語ネイティブの国々へ留学しよう、などと、

これまでの人生で考えてもいなかったことで、

その自分の決意に自分が自分で戸惑い、

ちょっとしたそよ風程度の気の“ブレ”で心がいちいち揺れ、

(・・・やっぱりやめようかな)

(・・・やっぱりこのまま順調に日本国内で生きるべきだ)などと、

日々、震度1~3程度の揺れが自分の中に起こっているような状況でした。

4週間のIELTSスピーキング&ライティングの短期コースに通ったとき、

MBAに行こうとされている同い年の方も、まさに同じことをおっしゃってました。

こんなにきついと思わなかった、と。それが歳のせいなのかはわからないけど、

結構精神的にタフでないとひとつひとつを乗り越えるのがしんどい、と。 

そう、もはや留学の最大の難関はこの精神的な負担をどう乗り越えるか、

ということではないかとさえ思えました。

 

英語の勉強なんて時間の問題で、いつかはそれ専用の脳の神経細胞が形成されていきます。

でも出願の過程では、大げさに言ってしまうと、

自分の人生やら人格やらを時に動員する場面も出てくる。

それまで経てきたものが多ければ多いほど、

それまで自分の欠点や長所をよく熟知していればいるほど、

もしかすると、一歩を踏み出すときに、

その自分の過去が、

「この一歩は外せない」「この一歩も成功させなければならない」と、

自分を緊張させてしまうのかもしれない。

そしてそういうときは、たぶん、自分の経験値を頭ではよく理解している半面、

実は自分を認めづらくなっているのかもしれない。

言い換えれば、

「今回もせっかく留学するなら優等生たれ」と自分に要求しているのかもしれない。

それは決して悪いことではないです。

でも自分の要求水準と折り合うのは、やはりしんどい作業です。

・・・と、私はそんなふうにこのしんどさを分析しました。

 

 そんな出願準備中に一番助かったな、と思ったのが「モーニング・ページ」です。

なんとさわやかな響き。笑

これは勉強のリズムを作るのに、起きる時間を一定にすることが重要だと思い、

朝に非常に弱い私が、絶対確実に起きられる方法をネットで探していて見つけたものです。

本来は、創造性の回復を促すワークの一環で、アメリカの作家さんが提唱した方法らしく、早起きとは全く関係ありません。笑

ただ、これがよかったのです!

 

(つづく)