修士論文を少しずつ書き進めていて、
今週スーパーバイザーにチェックをしてもらいましたが、
何というか、、
どこまでも自信のない日本人と、
あくまで必ずほめてくれるイギリス文化を感じます。笑。
前の職場のやっぱりイギリスに留学した人も同じこと言っていたなぁ。
「とにかく応援してくれて、すごく褒めてくれるんだけど、
自分では(本当?!)て思っちゃうんだよね。苦笑」と。
ただある程度の結論までの構想というかルートが見いだせたので、
少しほっとした部分もあり、
あまり煮つめすぎてもよろしくない、と思って、
一度頭を空っぽにするべく、
お散歩の時間をとることにしました。
あまり市内をショッピング以外で散策していなかったので、
昨日、のんびり大聖堂を見に行きました。
ロンドンに行ったときに、
セント・ポール大聖堂をのぞいてみよう、ということになり、
そうしたらちょうどevening serviceの時間にあたりました。
(サービスをやっているときはお祈りの時間ですので、
「敬意を払ってくださるなら入場できます」と警備員から釘をさされます。
静かに歩き回らずに着席して
お邪魔させていただいたことに感謝して
大聖堂の空間を味わわせてもらうことが大切です。)
そのときにコーラスの美しさとあまりの感動で涙が出てきました。
それ以来、大聖堂があったら入ってみよう、と思っていました。
グラスゴーのハイ・ストリート駅から歩いて5分ほどのところにあります。
ロンドンの大聖堂から比べてしまえば全然小さいですが、
15世紀に建てられたという歴史ある建築です。
(☝ちなみに時計はちゃんと動いています。ちょうど正午でした。)
文様からしてアイルランドに行くとよく見かけるケルト十字のようです☝。
☝天井が木造なのがわかります。
ノートルダム大聖堂の大火事の際は、なんで石造りに見える建物が
こんなに燃えるのだろう、と思いましたが、
基本的な部分が木造らしいですね。
セント・ポール大聖堂も一度焼失を経験して、
今は天井部分にスプリンクラーが設置されているそうです。
地下にもお祈りするスペースがあり、
そちらは布教のためにやってきてここに教会を建立したという
聖マンゴーのお墓が安置されています。
建物が古いだけあって、地下へ降りていく階段は
昼間でも一瞬ちょっと“ぞわ”っときます。
観光客の出入りが多く、
想像していたほどには静けさはない(笑)空間でしたが、
その古さと歴史はひしひしと感じることのできる建築でした。
また、教会の裏手にはネクロポリス(墓地)が広がっていて、
こちらはビクトリア朝時代のものだそうで、
商人文化で栄えたグラスゴーの栄光がうかがえる、、、
と掲示板の案内にはありました。
☟教会の向こう側の丘に見えているお墓の列がネクロポリスです。
教会から橋を渡るとネクロポリスです。
ネクロポリスから大聖堂をみた景色です。
ちょっとしたお散歩にはとてもいいエリアでした。
というわけで休日でした。
このあと、いつも行くミッチェル図書館のそばにある、前から気になっていたカフェに行き、遅めのお昼を食べました。
それはまた別の機会にブログにのせるかもしれません。
なかなか人気のカフェで、観光客と地元の人で混んでいました。