よむためにうまれて

上昇気流にのって旋回する沖合いのカモメのように、子どもの本のまわりをぐるぐるしながら、ぷかぷかと日々に浮かぶマナティのような個人的記録も編んでいます。

日々のかたづけ

明日、最後の1日をすごしたら、

その後ロンドンへ飛んで、

ロンドンで少しすごしたあと、

日本へ帰国する予定です。

ともだちは、結構12月の卒業式まで

イギリスやヨーロッパに残る子も多く、

みな、寮を出て市内のアパートへ移っています。

 

仕事を探している友達もいます。

ビザが今年から1年半分出してもらえるようになり、

実質は、来年の3月末まで、

滞在が許可されています。

これも、留学生を呼び込んで、

そのまま就職もできますよ、という

アピールなのだろうかと思います。

 

私は、帰ります。

愛犬も待っていますし。

自分の場所へ、帰りたいと思います。

(もっと若かったら、きっと私も、残る、という選択肢を選んだかもしれません。)

本当は、あと1日、エジンバラへ行って、

まだ行っていなかった児童書専門店を

見てみたかったのですが、

結局、今日はグラスゴーの市内へ歩いていきました。

その帰り、いつもお世話になったミッチェル図書館で、

図書館内のカフェで遅めのランチを食べました。

Tuna Mayo Baked Potato ツナマヨ・ベークドポテト。

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おいしかった。

もっと早く食べればよかった。。。笑

 

いつも座っていた、

3階の、お気に入りの席を見に行ったら、

誰も座っていなくて、

その空いた席に、

今日も座って、パソコンを開いて、

論文を読みたい衝動に、

無性にかられました。

 

日常ほど、いとおしくなるものはない。

今までしてきた、毎日していた、

普通のこと、

いつも通った道、

いつもしゃべっていたこと、

いつも食べていたもの、

いつも、そこにいた人、

そういう当たり前の毎日、

くりかえしくりかえし

してきたものほど、

いとおしくなるものはありません。

人生が少しずつ、

折り返し地点を越え始めると、

そうした

「いつもどうせ、明日もその先も、

 同じようにここにいて

 同じことをするだろう」

と思うものが、

知らないうちに、いつのまにか、

もう二度と、その日がこなくなる、

ということを知るようになります。

 

だから同じことを同じように繰り返してみて、

もしもそれを止めるとき、

すごしてきた日々を

いとおしく感じるなら、

自分が一生懸命何かに臨んだり、

ささいな日常のひとつひとつを愛していた証で、

そうしてすごした自分にも、

場所にも、時間にも、

感謝ができます。

 

学生寮は、たぶん、、、

まっっったく、何の感傷のかけらもなく

立ち去れる自信があります。

でも、図書館は、私にとって、

ある意味で、論文を書いた日々の、

戦友みたいなものです。

明日は、大学へお別れをしに行ってきます。

それから、

病気のときに通っていた道や、

病気明けにすごした通りが大好きだったので、

そこにも行ってこようと思います。

 

今日は一日雨でしたが、

明日は、夕方から晴れるみたい。