よむためにうまれて

上昇気流にのって旋回する沖合いのカモメのように、子どもの本のまわりをぐるぐるしながら、ぷかぷかと日々に浮かぶマナティのような個人的記録も編んでいます。

ジェーンをたずねて①:Chawton

イギリスの未来がまさに、

この国の典型的お天気のように

乱高下して見通せない中、

ロンドンへきました。

帰国便も、ロンドンからの方が

安い片道航空券がたくさんありますし、

まだまだイングランドを味わいたい、

ということもありました。

ロンドンへきて、

地下鉄に乗るべく上へ下へと

長いエスカレーターに乗っていると、

地方から出てきた実感(笑)がわいてきて、

東京でまた暮らすには、

少しリハビリが必要かもしれない、、、と思うとともに、

グラスゴーが急になつかしくなってしまいました。

 

さて、ジェーンをたずねて、

オックスフォードへ行ったついでに、

バース1日観光をしてきたのですが、

実はそのバースのジェーン・オースティンミュージアムは、全然たいしたものはありませんでした。

でも、街自体はとても美しくて、

リゾート地のようなおおらかな空気感をもった場所でした。

ただ、ジェーンがいたんだ、という感覚は、

建物のプレートなどにしか残っていません。

 

そこで、今回ロンドンへ来たら

ChawtonのJane Austen's Houseへ行こうと決めていました。

しかし、この2週間の間に、

フィンランドミュンヘンを旅行し、

グラスゴーへ戻り、寮を引き払って、

合計40キロにもなった荷物を引いて、

ロンドンへ飛んできました。

結局、昨日はすっかり疲れてしまい、

今日は遅めの始動と早めの帰宅をすることにしてしまいました。

が。

Chawtonがとってもよかったのです!

あと1時間帰りの電車の時間を遅らせていればよかった、

と心から思いました。

しかも、現地でバスを乗り過ごしてしまい、

Janeの家に着くまでに

30分ロスをしてしまいました!(悔)

 

Jane Austen's Houseへは、

London Waterloo駅からAlton駅へ、鉄道で移動します。

そこからJane Austen's Houseへは64番のバスに乗りますが、

歩いても行けます。

が、歩くと40分ちかくかかります。

歩けなくないかな~、と思ったのですが、

昨日の疲れもあり、

今日はあまり体力と足を使いたくなかったので、

バス乗ることにしてしまいました。

これが選択の誤り。

この勘違いの天才の私がバスなどという、

高度に地域密着な交通手段を使いこなせるわけはない、

と早めに考え直すべきでした。

 

Altonは小さな駅で、

バス停も一つだけなので、すぐにわかります。

バスで8駅、とGoogleMapに出ていたので、

8駅を数えたはずが、

知らないうちに景色が草原になってしまい、

(・・・?何か変だ)と思ってGoogleMapを見ると、

マークをつけたJane Austen's Houseから、

離れた場所へきてしまっていました。

(でもそんなにバス停あったっけ、、、)と思い、

(もしかしたら、遠回りしてまたJaneのとこへ戻るんじゃない?)という、自分本位なポジティブ思考でさらに5分ほど乗り続け、

結局、

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こんな☝「まわりに何もないんですけど(T〇T)」

という場所まで来て急いでおりました。

でもこのリカバリーは、その後、

なんとか観光してお茶を楽しむ時間を取れる

限界の時点での折り返し場所だったと思います。。。

(そのまま乗っていたら、ジェーンが亡くなった街であるWinchesterまで行ってしまいます。)

道路の反対側にわたって、

バスを待っていたら、2分ほどで

逆方向のバスに乗ることができました。

運転手さんに行きたいバス停を伝えると、

「ジェーンのところに行きたいの?」

と聞かれたので、「そうです!」と答えました。

その後、バスはほとんどのバス停をすっ飛ばして、

10分ほどでジェーンの家に一番近い地点、

Chawton roundaboutというところにさしかかり、

運転手さんが

「ジェーンのところに行くんだろ。ここで降りたらすぐだよ」

と教えてくれて、おろしてくれました。

 

乗降客がいない場合は、

バス停をどんどん飛ばすので、

駅を数えられないんですね。

だから、いったい自分がどこにいるのか、

バス停を見ていてもわかりません。

バスに乗りながら、GoogleMapで場所を確かめ続けるべきでした。

もしも駅からバスに乗られるようなら、

High Streetのバス停を通って、広い道路に出たら、

もう降りるつもりでいた方がいいです。

環状道路に「Jane Austen's House→」という看板が出ています。

私もこれは確認したのですが、

(早すぎじゃない?)と思ったのです(⇠バカです)。

駅から10~15分ですぐです。

 

帰りは歩いてみましたが、

歩くと結構ありました。

私のおすすめは、

行きだけ歩き、帰りはバス、

というのがいいかと思います。

帰りだけバスなら、駅を乗り過ごす、

ということはまずないからです。

駅を出て左へロータリーを進んでいくと、

こういう☟案内があって、

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商店街を抜けた後は、ただひたすら道なりに歩くだけです。

(全然簡単でした。)

途中、大きな道路の下をくぐる場所では、

こうした看板が出ていたりします。

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ただ、環状道路付近は、

車もすごい速度で走っていきますし、

田舎のハイウェイ沿いを歩いているような

さびしい気持ちになるかもしれませんが。笑。

そこさえ抜ければ、

イギリスのコテージ写真集に出てくるような

かわいいコテージが道の両脇に出迎えてくれますよ!

そんなChawtonの様子はまた明日。

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しょうもない珍道中で今日のブログが終わってしまった。。。