よむためにうまれて

上昇気流にのって旋回する沖合いのカモメのように、子どもの本のまわりをぐるぐるしながら、ぷかぷかと日々に浮かぶマナティのような個人的記録も編んでいます。

(留学ばなし)日本から持ってきたらよかった・・・(´・ω・`)と後悔したもの②

同じタイトルで書いていたもののつづきです。

留学中に、アレを日本から持って来ればよかったぁ!と思ったもののご紹介をします。

 

 

④ 水筒

水筒は必要でした。

留学生のほとんどが水筒持ってます。

日本みたいに、あまりペットボトルの水を

わざわざ買って飲まないんですね。

ペットボトルの水を飲んでいる学生をほとんど見ませんでした。

というのも、イギリスはある地域では、

水道水をそのまま飲むことができます。

スコットランドは雨も多くて水も豊富ですし、

水道水は日本以上に臭みを感じませんでした。

図書館には各階にウォーターサーバーが設置してあり、

冷たい水を補給することができるようになっています。

ヨーロッパやイギリスの、

水がそこまで貴重ではない地域では、

観光客のためにウォーターサーバーがおいてあって、

そこから水をくむことで、

ペットボトルの消費を減らして、

環境へ配慮しましょう、

と案内していました。

ただし、イギリスで水筒買おうと思って

いろいろ見たのですが、

どれもキャップを開けて

口からそのまま飲むタイプなのです。

日本の遠足のときの定番の水筒だと、

ふたがコップになるようにできていますが、

あれって、日本茶あってのあの水筒タイプなのか!

と思いました。

口からそのまま飲むのは、

熱いお茶なんて、

あつっ!!!となりますし、

何となく日本人としては抵抗があります。

ですので、向こうで売られているものは

基本的に冷たい飲み物用なのでしょうね。

家から物資を送ってもらう際に、

いらない水筒をひとつ入れてもらって、

それを使ってました。

図書館で、

机をきれいにウェットティッシュでふき、

パソコンを立ち上げて、

水筒のふたにあたたかい日本茶を注ぎ、

一口のんでから、とりかかる。

そこだけは、留学中のなかで特に

「嗚呼、日本人」な瞬間でした。

⑤ おはし、みりん、のり、ふりかけ、お茶こし、おろし金

他に日本人な瞬間といえば、やはり食事もそうです。

上記のものは、グラスゴーでは見つけにくかった食材と食事用具です。

おはしは見つかりますが、韓国や中国の四角いお箸が基本です。

みりんは凝ってるお店にしかおいていません。

なぜみりんがないのだ!と思いましたが、

今や、海外で日本食と言えば、「Sushi」です。

(「お」のつかない「Sushi」です。日本語教育で、Osushiとして広めるべきだったと私は思っています。食事への丁寧表現こそ、日本語の基礎です。)

お寿司はすし酢になっているものが売っているので、

とにかく料理酒とみりんが売っていなくても、

酢だけは売っているのです。

おかしいでしょ~!

日本食の基本はお酒とみりんとだしの割合でしょ~!

と、思いました。

そして、お米がやっぱり何となくおいしくないのです。

イタリア産のお米はほぼ日本米に近かったのですが、

それがなくなった後で買ったお米がおいしくなく、

そこで初めて(ふりかけって大事)と思いました。

ふりかけさえあれば、お米を冷凍しておいて、

テスト期間中でもなんでもすぐに解凍して食べられるのです。

勉強が大詰めになると、

食事が一番めんどうくさくなりますから。

 

⑥ ワイヤレスイヤホン

ワイヤレスイヤホンを、留学して初めて使いましたが、

とても便利なものですね~。

電気が切れると使えない不便さはありますが、

音を聞きながら自由に動けるというのは、

こんなに便利なのか、と思いました。

寮の中は、夜になるとあまり音を出せません。

キッチンでも、

一人で料理をしていても、

何となく気を使って、

音楽やラジオをそのままかけておくのは

はばかられるので、

ワイヤレスイヤホンがあると、とても便利でした。

音楽聞きながら、

料理したり

部屋の掃除をしたり

川辺をランニングしたり。

ただ、海外で買ったものは、

簡単に壊れます。

ちょうど留学期間がもうすぐ終わる、という頃に、

片耳だけ音が聞こえなくなってしまって、

壊れました。

 

 

日本はとてもとても便利な国ですが、

 

もしかすると、

 

生活の不便な部分こそ、

 

あとあと、

 

愛着がわきあがるのではないだろうか、

 

と、最近は思っています。