よむためにうまれて

上昇気流にのって旋回する沖合いのカモメのように、子どもの本のまわりをぐるぐるしながら、ぷかぷかと日々に浮かぶマナティのような個人的記録も編んでいます。

もの凄くこのブログに関係のないおはなし④

東京の感染者は、発表よりも遥かに多いはずだ、と思っているだろうたくさんの人たちのひとりだ。

 

BBCラジオ5がやっている、リスナーからの新型コロナウイルスに関する質問に答えるコーナーが、日本のメディアよりもよっぽど役に立つなぁ、と思って聞いている。

このコーナーがいったい何時~何時までなのか分からないんだけど、日本の18時台にかけると必ずやっている。

それぞれのリスナーの質問に対して、どう対処すべきかどうかを、専門家の方が直接答えてくれるというもの。

質問は多岐にわたるし、とても個人的なんだけれど、その具体性が逆になかなか参考になる。

旦那さんが、喘息もちだから、外に出ることに対してとても神経質で小言をいうけれど、外が晴れていて気持ちがいい日は私も外に出て気分転換をしないと滅入るが、どこまでなら大丈夫だろうか?とか。

別の市に住んでいる高齢の父母を見に行ってあげたいけれど、大丈夫だろうか?とか。

感染者の副流煙を吸ったら、感染してしまうか?とか(←これには正直に「わかりません」と答えていらっしゃった。確かに、そんなデータはまだないかも)。

 

イギリスでは、早い段階から自主隔離、自宅待機でしのいでいきましょう、と言い出しているから、今後の日本の状況によっては、とても役立つかも・・・役立たないで済むことを願うけれど・・・という気持ちで聞いている。

日本のラジオをほとんど聞かないけど、日本のメディアもこういうプログラムをやってくれているのかな。NHKが生番組で一度やったら質問が多すぎて次回を企画する、というのを見たことがあるけど、聞きたいことや言いたいことは、みんな山ほどあるのだろうと思う。

地球上のこれほどの人間が、同じ出来事を同じときに経験するのは、おそらく、人類が誕生して以来初めてのことじゃないだろうか。それをこんなふうに、携帯のアプリで海外のラジオ番組を聞ける時代に共有できる反面、人間のかつてない往来によってウイルスまで共有してしまう時代だ。

 

 

(英語の勉強をしたい方には、ウイルス対処情報も、イギリス各地のさまざまなアクセントも満載で、一石三鳥くらいになります。)