よむためにうまれて

上昇気流にのって旋回する沖合いのカモメのように、子どもの本のまわりをぐるぐるしながら、ぷかぷかと日々に浮かぶマナティのような個人的記録も編んでいます。

物凄くこのブログに関係のないおはなし⑦

生きているっていうことは、

わかれわかれになっても、

また会えるってことなんだ

 

 ―前川康男『ヤン』より 

 

緊急事態宣言が解除されて、ぼちぼちいろんなものが元通りになるのでしょうか。

図書館も再開されるかな~。

図書館といえば、電子図書館の利用率が昨年比で相当増加しているらしいですね。

私も、kindleをPCにダウンロードして(今さら)、これに一度慣れてしまうともう、紙の本に戻れるかどうかわかりません。

でも、一つだけ思うのは、kindleって結局、電気がなくなったら使えないけど、紙の本ならいつでもそこにあれば手をのばして開けるわけで、その絶対の安心感は越えられないなぁ、と思います。

電子機器は便利だけど、地震や災害で停電したときには一発でただの物体に帰してしまう、といつも思うのです。3.11以来。

21世紀も5分の1が終わってみれば、ライフラインをいつでも当然のように盤石であるもの、と思わなくなりました。

 

全然更新できなくなってましたが、東京の市中感染率の低さに驚いたりしていました。

やっぱりなぞですねぇ。。。

なぜに日本はそこまで感染が広がらんのだ。。。

前にブログで日本は文化的にかなり衛生観念が高い島国だ、みたいなことを書きましたが、それだけだろうか、と今は思います。

ここまでどこからでも感染してもおかしくない状況に入っても、まだ1割未満というのは、なぜ。。。と思います。

イギリスにいたときの医療事情の過酷さをブログで愚痴ったりしましたが、やはり国民皆保険制度の長年の安定性の成せるものでもあるのでしょうか。

基本的に健康で、基本的にすぐにお医者さんにかかれてすぐに薬が手に入る、という驚異的なすばらしさを日本人はこの機会にもっと感謝してもいいように思いました。

野菜や肉、魚、さまざまな食物が手に入って、肥満率も欧米からみれば低くて、さまざまな慢性疾患はありつつも、圧倒的に長寿大国です。

以前、途上国のスーパーで、伊藤園の野菜ジュースを目にしたとき、その「あなたの体によいものを提供します!」という商品の"たたずまい"のようなものがぴかぴかして見えて、日本の商品ってどうしてこんなに消費者の健康を思ってくれるんだろう(´;ω;`)、と、本当にこの顔文字そのもののような心境になりました(笑)。

医療もそうだけれど、農業、漁業、畜産、食品、飲食店などが、その先の被提供者のことを思ってくれているというのは、すごいことだと単純に思いました。

保険に守られた各種ワクチンの接種もあるし、毎年のインフルエンザ予防接種なんかを自分で打っておこうと思う国民性も珍しいような気がします。

イギリスへ行ってみて、留学前に支払ったNHS用の保険金額は、全然見合わない、と思いました。あんな高い金額払っても実際の医療システムがこんなに患者の身体に負担をかけるなら、無料じゃなくて多少のお金を払ってでも、その日のうちにお医者さんに会いたい!と切実に思ったのを、今でも忘れません(←かなりなトラウマ。爆)。

街のお医者さんに信頼してかかることができる、というのはありがたいことです。

そんな素晴らしい医療システムや保険制度、そして何より医療従事者の皆さんを、この先も守っていかねばいけないなぁ、と思いました。

 

どうして日本は感染者が千単位で増えないのか、いつか誰かエライ先生が解明して下さることを期待したいな~。

ここまでくると、本当に理由を知りたい(´・ω・)