よむためにうまれて

上昇気流にのって旋回する沖合いのカモメのように、子どもの本のまわりをぐるぐるしながら、ぷかぷかと日々に浮かぶマナティのような個人的記録も編んでいます。

留学情報をふりかえって

アプリでブログを開くと、下の方に、よくアクセスされるタイトルが出てくるのですが、それがどうも、児童文学を学ぶための留学の大学列挙編が多いらしいと最近気がつきました。

 

うーん、この記事か~、、、(._. )と、ちょっと不本意な気持ちになりつつも(笑)、

いや、こういう情報は、確かにまとめサイト的な便利さがあるからかもしれないな、なんて納得もいたしました。

今年は、留学フェアに足を運ぶ、ということもなかなか難しいでしょうし、よりネットで情報を集める人が多いかもしれないですね。

イギリスの児童文学コースを有する大学分布を見ていて、前々から思うことがありましたが、何となく日本の大学の分布にも例えられるような気がします。

児童文学コースの老舗と言ってもいい、レディング大学とロハンプトン大学は、

日本で言うなれば、前々から児童文学研究を冠した学科を持っている

白百合女子大学梅花女子大学、に位置付けることができるかもしれません。

ケンブリッジは、「オックスブリッジ」などという略称もあるほど、オックスフォードと一緒に名前が出ることの多い大学です。とすれば、まぁ、日本の位置づけでは、京大(あるいは東大)、と言ったところですね。

そして、グラスゴー

(ちなみにグラスゴー大学にいるエブリンは、国際児童文学会のエグゼクティブ・ボードの理事長です。昨年教授格になりました。ニコラエバ引退後の今、グラスゴーのコースを選ぶ留学生も増えるかもしれないですね。)

グラスゴー大学は、イギリスの中の「アンシャン・ユニバーシティ」と呼ばれるイギリス最古の4大学(オックスフォード、ケンブリッジ、セント・アンドリュース、グラスゴー)のうちの一つです。仮にアンシャン・ユニバーシティを日本の旧帝国大系に置き換え、その中の北方の大学とすると、東北大と北大、ということになりますが、明らかに東北大が貴族御用達のセント・アンドリュース、そしてグラスゴーが北大っぽい(笑!全くもって個人的印象です。)なんて思いました。しかも、グラスゴー大学は、北大同様、獣医学で大変有名な大学です。

さて、それならゴールドスミスはどの辺りに置き換えられるのかなぁ、と考えてみましたが、例えば日芸とか美大系あたりでしょうか。独自な人材を輩出しているイメージのある大学です。

以上は勝手な見解ですが、大学の規模や歴史的な位置づけを日本に置き換えて想像してみると、こんな感じになるのかもしれない、というおはなしでした(あくまでも、仮に置き換えたとしたら、ということです。決して簡単に置き換えられるレベルのものではありません)

 

さて、もう一つ、私が留学フェアに行って得た情報の中で、一番便利だったのが、現地で使う費用の支払い方法です。修士で留学するなら、1年しかいないので、わざわざ現地の銀行に口座を開くなんて考えていませんでした。銀行口座というのは、開くのも閉めるのも、面倒くさいですから。

実際、アジア系のフラットメートやクラスメートは、いちいち銀行の窓口の面会予約をして口座を開く、というのが大変そうでした。特に、プレから学んでいた中国からの留学生で、(どういうステータスで入国してきたのかはさっぱりわかりませんでしたが)正規の学生ビザの取得のために手間取っていた子は、2週間ちかくパスポートを預けなければならず、そのために口座開設も遅れている、と文句を言っていました。

私だったら、2週間もパスポート無しで外国の町にいること自体が、恐怖です。。

かといって、すべての支払いをクレジットカードにするというのも、1年間使っていたら、手数料だけでかなりの出費になってしまいます。

そこで、イギリスの留学フェアに行った際にチラシでもらったソ〇ー銀行のカードが、私は本当に便利で、世の中ここまで便利になったか!と思ったほどでした(私は決してこの記事でソ〇ー銀行からお金をもらっておるわけではありません。笑)。

口座は、顔写真付き身分証明書があれば、オンラインで開設できるので、どこかへわざわざ行ったり、用紙に記入する手間もいらず、あっという間に日本円の口座が出来上がります。

その後、その口座に入金した日本円から外貨を買い、外貨建て口座をつくることができます(これには一定の年齢的な条件もあるようですし、為替の変動により損益が発生することを承認しないといけません)。

私が留学したときは、ちょうどブレクジットの欧州との協議で右往左往していた時期で、ポンドが乱高下したので、安いときに買いためておいて、さまざまな支払いはすべてカードでしていました。クレジットカードのように翌月請求されるのではなく、デビットで引き落とされ、使った場所、金額がすべてメールで即時送られてきます。

イギリスは、デジタル決済が浸透していて、みんな、銀行のカードをかざすだけで、ばしばしデビットで支払うので、現金をじゃらじゃらやり取りする場面は、なかなかありません。ジュース1本、ガム1個からでもカード一つで買います。

残念ながら、ソ〇ー銀行のカードでは、かざしてピッ!では決済できませんが、デジタルマネー社会では、オンラインバンクの方が全然便利なのだな、ということを実感しました。

 

しかし、不自由した場面が、1度だけありました。

それは、ブログでも少し書きましたが、笑ってしまうほどの不運が重なり、ラップトップを水没させて、すでに引退を宣告していたラップトップを日本から送ってもらった際に、関税がかかってしまい、その支払いが、なぜかソ〇ー銀行のカードでも他の日本のクレジットカードでも出来なかったのです。

そのときは、現地口座を持っていたクラスメートに立て替えてもらい、その子に現金でお返ししました。ちょうど、課題に追われていた時期でもあって、本当に、泣きたくなるほど友達に感謝しました。

 

というわけで、留学情報や、便利なものはさまざまにありますが、

現地に行ったら、助け助けられるクラスメートこそ、何よりも宝物です☆