よむためにうまれて

上昇気流にのって旋回する沖合いのカモメのように、子どもの本のまわりをぐるぐるしながら、ぷかぷかと日々に浮かぶマナティのような個人的記録も編んでいます。

買いたくてうずうずしてしまっている絵本

今年は、外出自粛の影響で児童書の売り上げが伸びたみたいですね(すでに今年のはなしを過去形でする気分になるこの頃(笑))。

 

私も買いたい絵本があります。。。

 

まずは、The Lost Wordsのロバート・マクファーレンとジャッキー・モリスのコンビによる新しい絵本The Lost Spells

 

The Lost Wordsは、おととし(すでに一昨年かぁ(遠い目))クラスメートの誕生会に呼ばれてプレゼントに贈りました。誰かに贈りたくなる本ですね。

(そのときのはなしはこちら☟)

nplmanatee.hatenadiary.jp

 

新しいThe Lost Spells、イギリスの身近な自然を感じさせる動物たちを詩とイラストで綴ったものだそうです。キツネやフクロウ、goldfinchというヒワの仲間で頭の赤が美しい小鳥などが描かれているそうで、しかも今回の絵本のサイズは小型だとか。

The Lost Wordsはサイズも大きくて重くて、この大きさじゃなければ買って帰るのに、、、という思いがしましたが。The Lost Spellsはその点、小型ならいいな~。欲しいな欲しいな~。。。と思っている最中です(笑)。

でも、The Lost Wordsのあの画集並みの大きさで美しいイラストを楽しめる、というのも大ヒットの要因だったと思います。学校に1冊買おう、とか、クリニックに1冊ずつ、とか、作家や出版社のプロモーションとは全く別なところで、読者の側からキャンペーンが始まり、クラウドファンディングによって多くの学校や病院へ届けられた絵本になりました。

不思議と、心に沈静作用のある絵本なんですね。

開いて眺めて読んでいるだけで、心の中に風が吹くようにできていて、それがちょっとイギリスの田園を歩いているような、草をゆらす風の音を聞くような気持ちにさせてくれます。

The Lost Spellsの方は、散策にでかけるときの「お守り」になるサイズ、とガーディアンは紹介していますから、まさに美しい風景へのお伴にできますよ、ということなのでしょう☟ 

www.theguardian.com

ロバート・マクファーレンが、「この厳しい秋に」という言葉を使ってますが、まさに、こうした状況でなおのこと、人々の心にひびく絵本になっているのでしょう。

いやーーー、手に取って見てみたい。。。

 

もう1冊が、今月出版されたオリバー・ジェファーズの新作で、What We'll Buildです。これはもう絶対買うのですが、ハードカバーで買うか、kindle版をダウンロードするかで悩んでいます(ザ・優柔不断)。

Here We Are別記事で書きました)に続く、娘さんに向けた絵本と考えていいみたいです。Here We Areでは、生れたばかりの赤ちゃんにむかって、「これから君が住むことになる星を紹介するよ」という感じでしたが、What We'll Buildは、一緒に築いていく世界、ということなのでしょう。

しかも、未来に向かって。

いろんなものが崩れ去っていく一年を目の当たりにしていますが、その先に、再び私たちは別のシステムを構築していかなければいけないし、もう、このままの方法ではいずれ袋小路になることを、薄々わかっていた部分があったと思います。

いやーーー、読みたいっ。

手っ取り早く手に入れるには、kindle版がいいのは分かっているのですが(しかもこっちの方が安い)、まだやはり絵本のデジタル版を入手するのに抵抗があります。いえ、抵抗はもうないのですが、ペーパーバックだろうがハードカバーだろうが、後日自分が物理的に本をあらためて買うのではないか、、、という疑いを拭い去れないのです(笑)。だったら二度手間だし、二重にお金を払うし、最初から到着が遅くなっても紙の本を買った方が早いかなぁ、、、などと考えだすと、どちらにするか決めかねてしまいます。

うーん、でも試しにkindle版を買ってみようかしら。いつでもどこでもパソコンさえあればお気に入りの絵本を開ける、という便利さはあるかもしれない。

・・・どーでもいい心の迷いをだらだらと書いてしまった(笑)。

 

それにしても、デジタル版の絵本を読む、そんな時代がやってきたんですね~。