よむためにうまれて

上昇気流にのって旋回する沖合いのカモメのように、子どもの本のまわりをぐるぐるしながら、ぷかぷかと日々に浮かぶマナティのような個人的記録も編んでいます。

ロンドンの児童書専門店:Tales on Moon Lane ③ ― 読書の力

さて、

ロンドンのテムズ川の南側エリアにある、Tales on Moon Lane

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そのおまけ。

 

☟こちらは、奥のスペースの本棚の横にはってあったポスターです。

 

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このポスター最高です!

 

読書の力を甘くみるな

 

とダースベイダーが言ってます。

かわいいし、これは笑えます~!(≧▽≦)

こういうポスターだったら、子どもたちもよろこびそうですね!

(私はスター・ウォーズ・シリーズをほとんどちゃんと観ていないので、マニアの人からすると、人生の大半を損している、と言われるんでしょうね。笑。それでも、ダースベイダーくらいはなんとか知っています。)

イギリスは本当に、ユーモアのセンスに長けていて、こういうキャンペーンがすごく得意だなぁ、とあらためて思いました。AEDの使い方のキャンペーン動画とか、ブリティッシュ・エアウェイズの機内安全のビデオなど、イギリスが誇る俳優陣を駆使してつくってますもんね。(ご興味ある方は、動画サイトで検索してみてください。)

 

PISAの読解力テストでの、日本の順位の急落がニュースになりましたが、もしも、大人が、こんなふうな遊び心のあふれるキャンペーン・ポスターをつくれなかったら、子どもも本は楽しいのだ、という興味もわいてこないものかもしれません。

そうは言いつつも、イギリスも実はPISAの順位の低迷に苦しんでいるようです。後期で取った比較教育学の先生は、PISAのこの評価システムそのものに、批判的でした。こればかりを気にして一喜一憂しすぎる、と話していました。

 

私の親友は、以前から、子どもが全く本に興味をもたない、と嘆いていますが、実は環境も大切ですね。親が本の虫、とか、親の蔵書が積みあがってる、とか、そこまでとはいかずとも、気軽に手が届く、目につく場所に、本がいつもある、ということが一番なのではと思いました。

だから、本屋さんや図書館が自分の町にある、というのは、とてもとても、ありがたいことです。

 

本を読み解く力は、文章だけを読み解く力ではありません。

世界に起こっていること、

自分の人生の道のり、

誰かと一緒に感情を共有すること、

誰かの思いを理解すること、

そうした "自分の" 世界を読み解く能力が、心と一緒に発達することです。

それは、実は、どんな能力よりも、社会に出たときに役に立つ。

このポスターで傷つく人がいるかもしれない、と気がつく能力とか。想像力が、人と人の間に橋をかけられる創造力に変わっていくんですけどね。

 

ダースベイダーのいうとおり(笑)、読書の力をなめてはいけません。

 

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