よむためにうまれて

上昇気流にのって旋回する沖合いのカモメのように、子どもの本のまわりをぐるぐるしながら、ぷかぷかと日々に浮かぶマナティのような個人的記録も編んでいます。

ロンドンの児童書専門店:The Alligator's Mouth

あらゆるところで、異常気象がつづく2020年ですね。

もう、どんなことがあってもおかしくない地球になっている、と思った方がいいのかもしれません。

さて、そんなあたらしい時代の中、児童書の個人書店の記事を今日も書こうと思います。

 

テムズ川南エリアの Tales on Moon Lane も名前がかわいかったですが、

この児童書専門店もユニークな名前です。

 

The Alligator's Mouth

「ワニのくち書店」ということですね。

食べますよ、食べられちゃいますよ、ていうことですね。笑。

これも、そんな絵本があったら読みたいな~、と思うお名前です。

場所は、ロンドン中心部から西、テムズ川の南エリアの、リッチモンドというところです。

このときも、このあと友達との待ち合わせがあって、かなり大急ぎでチェックをしたので、お店での滞在時間は10分くらいだったかと思います。

でも、最寄り駅からお店までの通りの雰囲気などが、おしゃれで活気があって、すごく気に入りました。時間があったらもう少しゆっくりウィンドウショッピングもしたかったですし、手ごろそうなカフェやパブでいっぱいやるのも楽しかったかもしれません。

 

さて、リッチモンドの駅を出たら、「ザ・クワドラント」という(と、GoogleMapには書いてあります。笑。実際歩いているときは道の名前も確かめられないほど急いでいました)目抜き通りをまっすぐ進みます。

道の両側にはさまざまなお店、レストラン、カフェ、スーパーなどが並んでいて、人通りも多かったです。

そして、テスコを目印にして歩いていくと、チャーチ・コートという名前の、小路がみつかります。

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☝この小路には、これらのお店がありますよ、という看板がありました。

右側の列の上から3番目に、The Alligator's Mouth / Children's Bookshop とあります。

チャーチ・コートという名前だけあって、この道を奥まで進むと、リッチモンド教会があるようです。教会も好きで、見つけるといつもちょっと中に入ってみますが、今回は急いでいて入っている時間もありませんでした。

☟こちらの写真でもわかるように、教会を町の中心にすえて、あらゆる道がその教会へと通ずるようになっている、昔ながらのヨーロッパの小さな小さな町のイメージを彷彿とさせます。

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つきあたりにオベリスクのようなものが見えていて、その奥が教会です。オベリスクにかかるガーランドが、なんとなく、住民からこのエリアが愛されていることが伝わってきます。

何より、路地裏大好き人間なので、こういう細い道にときめいてしまって仕方がありませんでした。

 

The Alligator's Mouthは、このオベリスクにむかって右手の手前にありました。 お店の名前のわりには、こじんまりとした可愛らしい店構えです。
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道幅が狭いので、あまり引いた写真がとれず、店構え全体を取るのに苦労しました。
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ウィンドウに寄ってみると、こんな感じです☟
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窓側には絵本がたくさん置いてあり、さらにこの窓の向こう側にソファが配置されているので、ソファでくつろぎながら1冊1冊ゆっくりと確かめることができます。

割と小さめに見えますが、店内は、入ってみると奥行きがあり、段差を挟んで奥の部屋がある構造は、Tales on Moon Laneと同じでした。町の個人商店は、みな、そうした構造なのかもしれません。

 

残念ながら、もう、奥の部屋までじっくりと物色している時間もないくらい、友達との約束時間がせまっていて、このお店は、単純に、場所を確かめられたくらいで終わりでした。

ハリー王子ではないですが(笑)、ロンドンは短い旅行では未練が残ります。

こんな☟すてきな小道をみつけたのに、滞在時間がわずか10分程度なんて、そりゃ未練が残ります・・・。
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またいつか行ける機会があるといいな、と思ってます。