よむためにうまれて

上昇気流にのって旋回する沖合いのカモメのように、子どもの本のまわりをぐるぐるしながら、ぷかぷかと日々に浮かぶマナティのような個人的記録も編んでいます。

アイスを食べたらいいよ

'Ice cream is very good for thinking.'

 

Granny Ting Ting (パトリス・ローレンス) 

アイスクリームは考えごとにはとってもいい、

なんて、意味がわからないようで、

ものすごくよくわかる(*´艸`*)

 

Granny Ting Tingは大学の図書館でみつけた本で、パトリス・ローレンス作のプレティーン向けの本ですが、パトリス・ローレンス自身は、YAの作家としての方が有名かもしれません。私は全然、ローレンスのYAの方を読まずに、初めて読んだのがGranny Ting Tingでした(佳作、というくらいかなぁ)。

引用は、おばあちゃんの言葉です。

 

アイスクリームを食べている間ってなんとなく、アイスクリームが口の中で溶けていくことに集中している気がする。 

アイスクリームを食べている間は、時間が少しゆっくり流れ、アイスクリームが口の中で溶けていく速度に寄りそっている気がする。

アイスクリームを食べている間って、なんとなく幸せ。

 

だから、アイスクリームは、考え事にはとってもいいのよ、ということなのだと思います(笑)。

じっと何かを考える時間や、ぼーっと何かを感じるだけの時間に必要なものを、自分でみつけておくと、便利かもしれません。

これをしているとき、これがあるときは、自分の頭と心をゆったりとさせて、物事を観つめなおすことができる、というものが、きっと誰でもひとつはあるんだろうと思います。

家にいると、おちついているようで、何となく散漫になっていることもある。

何となくテレビをつけっぱなし、とか、

時間はたっぷりあるのに何となく何も手につかない、とか。

 

それなら、アイスがいいよ♪

 

と、子どもの本は、こんなアドバイスをくれる(^-^)

まじめになりすぎちゃったり、

情報が多すぎて訳がわからなくなったり、

きもちの整理がつかなくなったりしたら、

ぼーっとアイスでも食べるのもいいな。

私のお気に入りは、ジャンボモナカと、ラムレーズンのアイスです。

 

 

www.goodreads.com

9歳のマイケルは、おばあちゃんと1歳年上のいとこのシャイラに会いにロンドンからトリニダードへいく。マイケルとシャイラの間に芽生えるライバル心、そして、シャイラはアルーカ(トリニダードの街の名前)での生活はちっともおもしろくないと考え始める。でも、おばあちゃんを元気づける計画が、そんなことはないと彼女に気づかせてくれる・・・。