よむためにうまれて

上昇気流にのって旋回する沖合いのカモメのように、子どもの本のまわりをぐるぐるしながら、ぷかぷかと日々に浮かぶマナティのような個人的記録も編んでいます。

いや、もう、

4月が終わる。

4月の最終週が始まってしまった。

年度はじめって「年度はじめかぁ」ということに追いついているだけであっという間にすぎていき、そしてあっという間に夏になり、「ああ、一年が半分すぎた!」みたいになってるうちに、年末がやってくるんだよなぁ、という先々まで見渡して年々速度の増す季節のめぐり方に、「ちょっと待っておくれよ」となります。

 

今日は、荒井良二さんの『きょうはそらにまるいつき』が開きたくなるような月夜。

4月が追い立てるように行ってしまうのを、しばし引きとめるべく、

つまりは、そんな自分の急く心を引きとめるべく、

絵本の中のだれかのように、月を見上げたいところです。

あの絵本の中で、あかちゃんが見上げるところが2回出て来たと思いますが、

そのかぎりない優しさにひらかれていたい、と願う4月です。

 

きょうはそらにまるいつき🌕