よむためにうまれて

子どもの本のことを中心に、ひまができたときにのんびりと書いています。

子どもの本好きのロンドン旅行ー④ House of Illustration

さて、ロンドン旅行の続き。

今回は、キングス・クロスにある、

ハウス・オブ・イラストレーションの記事です。

・・・しかし、残念ながらあまりにもボートの本屋さんに興奮してしまい、

その後に訪れたハウス・オブ・イラストレーションの外観を撮るのを

すっかりわすれてしましました。。。。

こちらの施設は、

Sirの称号ももつイギリスを代表する

イラストレーターであり児童文学作家の

クェンティン・ブレイクによって設立されました。

ロアルド・ダールやマイケル・ローゼンの本のイラストでも有名ですね。

 

ホームページの紹介によると、

イギリスの中で唯一、一般公開しているイラストレーション専門のギャラリーだそうです。

(☝ホームページもユニークなつくりで、

 各項目にイラスト満載なので、ご興味あれば訪れてみてください。)

さて、建物のスペース自体はあまり広くありませんが、

常時3つの展示を行っていて、

最近のイラストレーターやクリエーターの作品を紹介しています。

私たちが訪れたときは、台湾人のクリエーターさんの展示と、

もちろん創設者のクェンティン・ブレイクのスペース、

それからポージー・シモンズのグラフィック・ノベルの原画展をやっていました。

ポージー・シモンズというと、『せかいいちゆうめいなねこ フレッド』の

表紙なら私も覚えがありましたが、

お名前とこのフレッドは一致していませんでした。

ちょうど一緒に旅行した友人がグラフィック・ノベル好きで、

ポージー・シモンズは、

こうした日本で紹介されているユーモラスなかわいい絵本だけでなく、

(☝今回も絵本ナビさんにリンクさせてもらってます)

大人向けのグラフィック・ノベルでも大変有名なんですね。

ガーディアン紙の漫画や、新聞の挿絵の仕事などとともに、

子ども向けの絵本もてがけている方です。

特別展のグラフィック・ノベルは、おばさん探偵が(探偵なのかな。すみません、あまりあらすじを覚えていません。汗)事件を解決する、という面白そうな本でした。

「グラフィック・ノベル」というジャンルを、

恥ずかしながら私はイギリスへくるまでしりませんでした。

漫画のことは、

もはや「マンガ/Manga」として日本語がそのまま輸入されて、

ひとつのジャンルになっていますが、

グラフィック・ノベルはまた別のジャンルなんですね。

海外では盛んです。論文もたくさん出ています。

コマ割りが細かくて、テキストのないサイレント絵本のようなものもあります。

 

さて、クェンティン・ブレイクと特別展のポージー・シモンズのスペースは

著作権の関係で、写真撮影禁止エリアになっていて一枚も写真を撮れませんでしたが、

もうひとつの特別展は写真可でした。

とってもおもしろい展示でした。

ウサギのrabbitとブレグジットBrexitをかけあわせて、

Rabbrexit Means Rabbrexitという展示が行われていました。

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刺繍を取り入れたアートで、

一見とても古い格式のある絨毯かカーペットのように見えて、

実はブレクジットを風刺しています。

うさぎがかわいかったです♪

うさぎ、というと、ショーン・タンのThe Rabbitsも思い出します。

(邦訳がないみたいなので☝ご本人のホームページにリンクさせてもらいました)

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(ちょっとしたアクティビティもできます☝)

 

さて、大興奮して外観を撮るのを忘れた私でしたが、

中のスペースのイラストがかわいかったので、

そこだけはしっかりと写真におさめております。笑

 ☟スタッフ・スペース。笑

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 ☟こちらはスタイリッシュなトイレのイラスト。
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建物は実は歴史的な建物らしいです。

今回の旅行でロンドンが大好きになったので、

また修論を提出し終えたらゆっくりロンドンをめぐって帰国しようと思っています。

その際に、写真が撮れましたら、またアップしたいと思います。

周りには

マーケットが出ていたり、

キングス・クロス駅の裏手にできた大型ショッピングモールもあって、

天気のいい休日に一日のんびりすごしたら最高だろうな~♬

と思いました!

 

次回もロンドン旅行のおはなしがつづきます。