よむためにうまれて

上昇気流にのって旋回する沖合いのカモメのように、子どもの本のまわりをぐるぐるしながら、ぷかぷかと日々に浮かぶマナティのような個人的記録も編んでいます。

追記と、原宿で思い出した絵本のはなし

昨日の記事に書き忘れていましたが、イランの絵本の原画展は明日までです。

 

 

昨日は原宿の駅から帰ったのですが、帰りの電車の中で、赤ずきんのプロットをなぞったやつ、あれ、あの絵本の名前なんだっけかぁ~~(。´・ω・)?)とずっと思い出そうと頑張って携帯で検索し続けていた絵本があります。

結局、タイトルを写真におさめていたことを思い出し、携帯のアルバムの中から発見したのですが、その絵本が、ロベルト・インノチェンティとアーロン・フリッシュの

The Girl in Red

です。

(絵本ナビのインノチェンティさんのインタビューです☟)

www.ehonnavi.net

大学院の授業で読んで、ディスカッションをしたのですが、読む子どもの暮らしている環境などによっても、読み取られ方は変わるのでは、といった意見が出されました。

私は、この絵本の中で、女の子が横断歩道を渡るページが、まさに渋谷あたりの東京の空気感に近いように感じました。

そびえたつ建物に、はりめぐらされる広告、広告、広告、街をゆく人たちは、いい人なのかわるい人なのかよくわからない。

絵からはその喧噪が聞こえてきそうなくらいです。

原宿を歩いていて、ふとこの絵本のことを思い出し、もう一度あれを東京にいる今、開きたいなぁ、などと思いました。

今度図書館で借りて来よぉ。