よむためにうまれて

上昇気流にのって旋回する沖合いのカモメのように、子どもの本のまわりをぐるぐるしながら、ぷかぷかと日々に浮かぶマナティのような個人的記録も編んでいます。

目白で異国の絵本につつまれる

さてさて、児童書専門店の話をちょっとずつでも追加しよう。。。

 

とはいえ、ちょっとお手軽に追加する感じですが、今日も定番の(?)―まあ都内在住の方や関東圏内の人には割と定番の書店さんで。

 

目白の絵本専門店「絵本の家 Book & Cafe Ehon House」です。

外国の絵本を取り扱われていて、英語圏の定番物ならたいていそろっています。

 

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神保町のあなぐらでタイムスリップする ②

前回の続きで、少し古本屋さんに絡んだお話を。

 

旧・岩波ブックセンター跡地に、今年4月、神保町ブックセンター with Iwanami Booksが新しくオープンするそうです。

岩波書店の書籍を取り揃え、ゆっくり本を手にとって読んで、お茶もできて、

選びに選んで気に入った本を買って行ってください、というスタンスのセンターになるようです(たぶん。趣旨を読むに。)。

しかも夕方以降はお酒も飲めるそうです(!)。

センター内には本に囲まれて、ワークラウンジも運営されるそうです。

 

「日本の古本屋」のウェブサイトが出来て、どれくらい経ったんでしょうか。

膨大な古本を全国に散らばる古本屋さんの在庫から検索できて、自宅へ郵送してもらえるシステムが確立されると、そちらの方が出向いて探し回るより圧倒的に便利です。それは否めない。

そういう傾向はたぶんどんどん進んでいくんだと思いますが、

やっぱり“本は偶然出逢いたいもの”という思いもあります。

運命を感じちゃいたいんですよね。無目的に探しつつ、これを手に取った運命、みたいなものを。笑。ネットで検索することでは現れない因-縁-果を運んでくれるのは、本屋さんだからだと思います。

 

しかもそれは、万国共通です。

ジェトロ・アジア経済研究所の『アジ研・ワールド・トレンド』の2016年5月号「特集:アジアの古本屋」はきっと古本屋好きの方には面白いと思います。

アジア各国の古本屋さんの趨勢がとても興味深い特集です。

時に不安定で複雑な社会情勢の中、古本屋さんが知的領域に果たしてきた少なくない功績に光が当てられています。

ネットで特集記事が読めるので、ご興味ある方はぜひ。

やっぱり本って、出版され、市場に出回り、

人が手に取り、読み、何ものをかを考え感じ、

また流れていく、ていう河みたいなものとしてあって、

それが動いていることは、人間の営みの “大動脈” なのだと思っています。

 

 

そういえば井上ひさしの本に『本の運命』という本がありましたね~。再読したくなりました。

 

#児童書専門店 #子どもの本 #みわ書房 #神保町

神保町のあなぐらでタイムスリップする

1ヶ月ぶりに更新します。

 

今回は神保町の みわ書房 です。

神田古書センターの5階にある穴蔵的な児童書専門の古書店です。

昨年末に用事のついでに寄ってきました。

 

エレベーターが開くと、おびただしい量の子どもの古本が積み上げられた光景が出迎えてくれます。

それだけでもテンションが急上昇してしまうのですが、

アドレナリンをおさえつつ、

古本の匂いに包まれつつ、

じっくりゆっくり、

積みあがった本の山をめくったりあさったりすることができます。

それはさながら、子どもの頃狭いところに隠れたりもぐりこんだりするのが、どこかワクワクしつつも心が落ちついた感覚とちょっと似ています。

 

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しつこいくらい宣伝したいのです。

板橋区立美術館のタラブックス展は、明日までです。

もしもお時間ない、という方は、

『タラブックス』(玄光社で出版社の紹介がされているので、

そちらを読んでみるのもお薦めです。

サブタイトルは「インドのちいさな出版社、まっすぐにほんをつくる」です。

かっこいい。

美術館のお土産売り場でも売られています。

 

新年最初の連休に、魂をゆさぶられに、ぜひ。

nplmanatee.hatenadiary.jp

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『君の名は。』と『あやとりの記』と往還道①

こんにちは。明けましておめでとうございます。

 

さて、超遅ればせながら、先日地上波で『君の名は。』が流れていたので

初めて観ました。

これが流行っていたときは、長期出張があったりして、ほとんど日本にいなくて、

流行っていること自体を知りませんでした。。

特別アニメに興味もない人間なので、「この現象は何?」と思っていたくらいでした。

 

テレビを回していたらやっていたので、(あ、これ観てたら11時になってしまう~)と思いつつも、ついつい途中から見始めて、最後まで見てしまいました。

かろうじてストーリーを追えるところから見始められたかと思います。

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