よむためにうまれて

上昇気流にのって旋回する沖合いのカモメのように、子どもの本のまわりをぐるぐるしながら、ぷかぷかと日々に浮かぶマナティのような個人的記録も編んでいます。

黒猫を再認識したはなし

昨日、テレビをつけたら「魔女の宅急便」がやっていて、

ちょうど、キキがトンボにパーティーに誘われるんだけど、

仕事が立てこんできて、やっと焼けたパイを届けるうちに雨はふってくるし、

ここからじょじょに魔女としてのスランプにおちいる、ていう場面だった。

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今こそ本を📚:老いと死を考えさせるイタリアの児童書①

ヨーロッパでの死者数が、止まらないなぁ、、、と思いながらニュースを見ていて、ふと、東日本大震災のときも、死者数が増えていく中で、途中から、命が数になって積みあがっていくことに慣れてはいかん、という思いが出てきたことを思い出しました。

その一人一人には物語があって、一人一人を愛していたさらに膨大な数の誰かがいる、という事実に、報道が追いつかないだけだった、と。

日頃スキンシップをとってきた愛情の深い人たちにとっては、世界で最も大切で、最もこのウイルスに弱いと言われているおばあちゃんおじいちゃん、あるいはお父さんお母さんに、今こそハグをしたいけどできない歯がゆさ、切なさへの想像力をもちたいなぁ、と思いました。

きっと、つらいだろうな・・・、と。

そこで思い出したイタリアの物語があります。

 

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もの凄くこのブログに関係のないおはなし④

東京の感染者は、発表よりも遥かに多いはずだ、と思っているだろうたくさんの人たちのひとりだ。

 

BBCラジオ5がやっている、リスナーからの新型コロナウイルスに関する質問に答えるコーナーが、日本のメディアよりもよっぽど役に立つなぁ、と思って聞いている。

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