よむためにうまれて

上昇気流にのって旋回する沖合いのカモメのように、子どもの本のまわりをぐるぐるしながら、ぷかぷかと日々に浮かぶマナティのような個人的記録も編んでいます。

朝焼け小焼けだ大漁だ

4月2日。今日はアンデルセンの誕生日🎂

なのに、世界は今日も次々と明るくはないニュースが飛び交う。

近くにある公園の桜が、まだまだきれいに咲いていて、あらためて、桜は賢い木だなぁ、と思いました。早めに咲き出したときは、ゆっくり満開になり、ゆっくり散っていくのですね。開花からもう10日以上は経っているのに、風雨に負けずにまだ花がついているのを見て、すっかり感心してしまいました。

こんなに世界は大混乱なのに、と思って眺めていると、ふと、思いました。

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今こそ本を📚:お月さまから始まるカオスのつくられ方

世界が混沌としてきましたが、ファージョンの『ムギと王さま 本の小べや1』(岩波書店)の中に入っているおはなしで、「月がほしいと王女が泣いた」('The King's Daughter Cries For The Moon')というのがありました。

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黒猫を再認識したはなし

昨日、テレビをつけたら「魔女の宅急便」がやっていて、

ちょうど、キキがトンボにパーティーに誘われるんだけど、

仕事が立てこんできて、やっと焼けたパイを届けるうちに雨はふってくるし、

ここからじょじょに魔女としてのスランプにおちいる、ていう場面だった。

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今こそ本を📚:老いと死を考えさせるイタリアの児童書②

前回からの続きです。

(以下、結末ですのでラストを知りたくない、という方はご注意を。・・・まぁ、前回まででもう95%くらいのあらすじは書いちゃってますが(^-^;))

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