よむためにうまれて

上昇気流にのって旋回する沖合いのカモメのように、子どもの本のまわりをぐるぐるしながら、ぷかぷかと日々に浮かぶマナティのような個人的記録も編んでいます。

resolve のうらおもて

デカルトは、決断拒否はあやまちの中で最大のものであると言っている。

彼はくりかえしそう言っている。

だが、それを一度も説明していない。

人間の本性について

それ以上大いなる光を、

ぼくは知らない。

 

アラン『幸福論』(神谷幹夫訳) 

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長い待ち合わせ

運悪く人類に生まれついたからには、

せめて一度ぐらいはりっぱにこの生物を代表すべきだ。

どうだね?
 

サミュエル・ベケットゴドーを待ちながら

(安堂信也/高橋康也訳 En Attendant Godot) 

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世界中のだれもが、一生に一度は

オーガスト・プルマンの格言

 

世界中のだれもが、

一生に一度はスタンディング・オベーションを受けるべきだ。

だって人は必ず

この世に打ち勝つんだから。 

     ― オギー

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朝焼け小焼けだ大漁だ

4月2日。今日はアンデルセンの誕生日🎂

なのに、世界は今日も次々と明るくはないニュースが飛び交う。

近くにある公園の桜が、まだまだきれいに咲いていて、あらためて、桜は賢い木だなぁ、と思いました。早めに咲き出したときは、ゆっくり満開になり、ゆっくり散っていくのですね。開花からもう10日以上は経っているのに、風雨に負けずにまだ花がついているのを見て、すっかり感心してしまいました。

こんなに世界は大混乱なのに、と思って眺めていると、ふと、思いました。

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