よむためにうまれて

上昇気流にのって旋回する沖合いのカモメのように、子どもの本のまわりをぐるぐるしながら、ぷかぷかと日々に浮かぶマナティのような個人的記録も編んでいます。

2020-01-01から1年間の記事一覧

つきあかりのなかのせかい

i see in the dark better than most people and hear things at night hardly anybody else does.i want to be a sort of superhero. maybe i am already, just a while. ― Angela Johnson ’a cool moonlight’

花の種とヒグマと漁師の週末

「いっしょうけんめい生きとるもんは、みんな仲間や。」 ― 灰谷健次郎「ひとりぼっちの動物園」

少しこのブログに関係のあるおはなし⑥:マルチリテラシーの世紀

人の生命を守ることが一番大事なことで、そのことに従来の仕組みやルールがそぐわないのなら ルールや仕組みを変えればよい。それが私の発想でした。変わってゆくのは不可避なのです。また、どんなに妥協的であっても、救える命があるならそこで救うしかあり…

そういうふうにできている

会うことも、言葉をかわすこともできない、大事な人のことを、心の奥で大切に思う時間こそが人間を育てるのだと思います。 人間の心というものは、見えないもの、遠くにあるものを思うようにできているのです。 ― 蜂飼耳「遠くの人を思うこと」(安房直子『…

選択こそ己だ

'It is our choices, Harry, that show what we truly are, far more than our abilities.' - Harry Potter and the Chamber of Secrets J.K. Rowling

resolve のうらおもて

デカルトは、決断拒否はあやまちの中で最大のものであると言っている。 彼はくりかえしそう言っている。 だが、それを一度も説明していない。 人間の本性について それ以上大いなる光を、 ぼくは知らない。 アラン『幸福論』(神谷幹夫訳)

アイスを食べたらいいよ

'Ice cream is very good for thinking.' Granny Ting Ting (パトリス・ローレンス)

長い待ち合わせ

運悪く人類に生まれついたからには、 せめて一度ぐらいはりっぱにこの生物を代表すべきだ。 どうだね? サミュエル・ベケット『ゴドーを待ちながら』 (安堂信也/高橋康也訳 En Attendant Godot)

世界中のだれもが、一生に一度は

オーガスト・プルマンの格言 世界中のだれもが、 一生に一度はスタンディング・オベーションを受けるべきだ。 だって人は必ず この世に打ち勝つんだから。 ― オギー

少しこのブログに関係のないおはなし⑤:人間の本領

おとといの記事を書いたあとで、 YouTubeのRecommended for youで出てきた動画に、痛く感動してしまって、泣きそうになりました。

朝焼け小焼けだ大漁だ

4月2日。今日はアンデルセンの誕生日 なのに、世界は今日も次々と明るくはないニュースが飛び交う。 近くにある公園の桜が、まだまだきれいに咲いていて、あらためて、桜は賢い木だなぁ、と思いました。早めに咲き出したときは、ゆっくり満開になり、ゆっ…

今こそ本を📚:お月さまから始まるカオスのつくられ方

世界が混沌としてきましたが、ファージョンの『ムギと王さま 本の小べや1』(岩波書店)の中に入っているおはなしで、「月がほしいと王女が泣いた」('The King's Daughter Cries For The Moon')というのがありました。

黒猫を再認識したはなし

昨日、テレビをつけたら「魔女の宅急便」がやっていて、 ちょうど、キキがトンボにパーティーに誘われるんだけど、 仕事が立てこんできて、やっと焼けたパイを届けるうちに雨はふってくるし、 ここからじょじょに魔女としてのスランプにおちいる、ていう場面…

今こそ本を📚:老いと死を考えさせるイタリアの児童書②

前回からの続きです。 (以下、結末ですのでラストを知りたくない、という方はご注意を。・・・まぁ、前回まででもう95%くらいのあらすじは書いちゃってますが(^-^;))

今こそ本を📚:老いと死を考えさせるイタリアの児童書①

ヨーロッパでの死者数が、止まらないなぁ、、、と思いながらニュースを見ていて、ふと、東日本大震災のときも、死者数が増えていく中で、途中から、命が数になって積みあがっていくことに慣れてはいかん、という思いが出てきたことを思い出しました。 その一…

もの凄くこのブログに関係のないおはなし④

東京の感染者は、発表よりも遥かに多いはずだ、と思っているだろうたくさんの人たちのひとりだ。 BBCラジオ5がやっている、リスナーからの新型コロナウイルスに関する質問に答えるコーナーが、日本のメディアよりもよっぽど役に立つなぁ、と思って聞いてい…

栞コレクション(イギリス編)

知らない間に旅先で買った栞がたまってきて、栞あつめが「趣味」とまでは言いませんが、なかなかなコレクションができはじめています。

ロンドン:Daunt Books

ロンドンの本屋さんで、もう一つ有名なところの記事を書いていませんでした。

もの凄くこのブログに関係のないおはなし③:百年単位の衛生観念

イタリアでは死者千人超になってしまって、イタリア人のクラスメートもいたから、とても心配。 それにしても、どうしてこんなに多いのだろう・・・と、ニュースを見るたびに考えていた。

心がガラス瓶に入ってしまったときは

3月11日。 四季がめぐって、一年という単位がくりかえされる地球というのは、本当によくできた星だな、と思います。 忘れないで、生きていくんだよ、と言ってくれているかのようです。 今日は、オリバー・ジェファーズの絵本から、この名作のおはなしをし…

もの凄くこのブログに関係のないおはなし②

一斉休校と在宅勤務があいまって、家の中で子どもが騒ぐ中で仕事をすることになる家庭が急増している、というニュースを先日テレビで見た。

海外の図書館 ― グラスゴー女性図書館

世の中は、ウイルスのはなしでいっぱいだけれど、今日は実は「国際女性の日」。 男女平等意識の強い某国では、職場で「女性の日おめでとう」なんて、メッセージをもらえたりしたなぁ、と思い出す。

もの凄くこのブログに関係のないおはなし

このブログは、子どもの本屋さんや、子どもの本のことを語らう人がまわりにいない・・・と思って、勝手にアウトプットできる場所をもつためにブログを始めただけなので、社会的なことなんかは、可能な限り、ジェーン・オースティンの小説並みにブロックされ…

物語がたりない

今日も東京は晴れ。 マスクの人がたくさん。 自分の手持ちのマスクもあとわずかで、来週あたり、実家にマスクをもらいに行ってこようかと思う。 おととし他界した祖母の介護用品の残りに、マスクがあって、捨てずに取ってあった。なんだか、おばあちゃんが、…

語学学習書は、電子書籍時代にぴったりだと思う。

さっきの記事のつづきのひとりごと。

語学問題集のCDはいつまでついてくるの?

昨年、ドイツの国際青少年図書館 Internationale Jugendbibliothek という、世界最大の児童図書館へ行って以来、もう一度ドイツ語をやり直そかな~、とずっと心の片隅で思っていた。 十数年ぶりにドイツへ行ってみて、生のドイツ語を聞いて、覚えのある単語…

ロンドンの児童書専門店:The Alligator's Mouth

あらゆるところで、異常気象がつづく2020年ですね。 もう、どんなことがあってもおかしくない地球になっている、と思った方がいいのかもしれません。 さて、そんなあたらしい時代の中、児童書の個人書店の記事を今日も書こうと思います。 テムズ川南エリ…

英語試験各種のおはなし

2020年。ぼちぼちとゆっくりめにスタートさせています。 先日、帰国してから、というよりは、留学を決めてから行っていなかったTOEICを、受けました。 「IELTSな感覚」が残っていましたが、TOEICは、セキュリティも厳しくないし、会場も家から近いところ…